聴いてつなげるって?
今年のわが校の研究テーマは
「人との関わりの中で、聴いてつなげる」です。
友だちとの中で、自分の意見を持ち、みんなの考えを話し合う中で、自分の考えが広まり深まっていくためにはどうすればいいのか?を日々、先生方は考えて授業を組み立てています。
そんな中、4年生と5年生の道徳の授業が公開されました。
4年生は「ずるをする」ことについて、自分だったらどうするか話し合いました。
ペアやグループの中で、自分の意見を持つことは、とても上手になりました。
しかし、友だちの意見を聞いて、質問したり自分の意見と比べたりしながら、自分の意見を深めていくことは、ただいま発展途上中です。
さまざまな話し合い活動を通して、きたえています。
友だちの意見に、
「なるほど~」
「うんうん」
「へぇ~!」
と一生懸命聴いている姿がいいですね。
4年生の素直な意見がたくさん聞けました。
5年生は、三屋裕子さんから、自分の生き方を考える授業です。
小学校でぐんぐん伸びた身長がコンプレックスだった三屋さんは
中学の時にバレー部へ誘われます。
「あなただったら入部する?入部しない?」のテーマで自分の意見を決めます。
そして、そのわけをフリートークしていきます。
先生が指名しなくても、次々に発表していきます。
「〇〇くんの意見で、△△というところがなるほど、と思ったので、ぼくも少し
「入部しない」という方へ気持ちが動きました。」
なんていう発言も聞けて、みんなの意見をしっかり聞いているのがわかります。
子どもたちの発言だけで、授業の目標へ導くのはなかなか難しいのですが、
なんとか、「自分の生き方」を考えることができました。
クラス全員が、自分の考えを発言していて、どの意見も大切にされていることを感じました。
1年生から6年生までが、同じテーマで鍛えています。
学習も実りの秋にしたいですね